ヴィッセル神戸 もやもやする試合でリーグ初敗戦、アンパンマンも来場する浦和戦は立て直せるか?
3月23日(日) 2014 J1リーグ戦 第4節
名古屋 2 - 1 神戸 (15:04/瑞穂陸/10,737人)
得点者:
8' ペドロジュニオール(神戸)
16' 磯村亮太(名古屋)
87' 松田力(名古屋)
こちらのスタッツ⇒FOOTBALL LABを見ると、特に後半の15分過ぎ以降は
かなりのポゼッション率を示している通り、今年のチームの意図している
中盤3選手を中心にボールを保持し、細かいパス交換から攻撃を組み立て
ようとする姿勢はあったのですが、その割には攻めあぐねた感が強かったのが
現地での感想でした。
フォーメーション的にはヴィッセルのチョンウヨン選手、シンプリシオ選手には、特定の
マークがいない構造になっているので、ここでボールは持てるのだが、攻撃のスイッチを
入れる森岡選手の前に2枚のボランチががっちりとマークしており、なかなかそこを突破
できない。
また、名古屋のDFラインが、間隔を狭くして、中央を固めてきているので、今年の神戸の
狙いである、森岡選手、シンプリシオ選手、チョンウヨン選手から裏へのスルーパスを
PJ選手やマルキ選手、さらに大外から走り込む小川選手に通すことができない。
また、そのような場合は、サイドバックのオーバーラップで、サイドアタックをすべきなの
ではありますが、名古屋はある意味サイドからのクロスを入れられるのは覚悟している
というか、うちのクロスの精度の低さを見切られていたのか、そこはさすがの闘莉王選手や
カバーに返ったダニルソン選手が、中央ではねかえせば良いだろ的な対応。
また、神戸の右SBの奥井選手は、4-4の名古屋の守備ブロックに、ひっかけられての
カウンターが怖いのか、重心が後ろ気味で、ボールを前に運ぶことができず、右サイドの
攻撃はPJ選手にお任せの状態になってしまいました。
となると、中央の攻撃の枚数が足りなくなってしまう訳で。
おそらく、今年の神戸をきっちりとスカウティングしていた名古屋側の術中に、完全に
はまっていしまい、ブロックの前でボールを回すだけとなってしまいました。
CBの増川選手が、なんとか打開しようとボールを持ちあがるシーンも、特に後半は
目立ったのですが、名古屋は食いついてこず、4-4のブロックを崩さずに、パスコース
を慎重に消していたため、持ち上がったところからの攻めのパスを入れることが出来ず、
結局ブロックの前で動くに動けない中盤の3選手にボールを渡して、ポジションに戻ると
いう感じでした。
ということで、ヴィッセルガールも応援にアウェイにかけてつけてくれた中での完敗ではあるの
ですが、これで、諦めると、なかなか戦術は根づかないというのが辛いところ。
ここは、いっちょ、中央突破偏重の今のスタイルを、突き詰めるところまで突き詰める
ということにチャレンジすべきなのかなぁ・・・
ましてや、DF陣やシンプリシオ選手、チョンウヨン選手が、相手にプレッシャーをかけられ
危険な体勢になっても、セーフティーに蹴り出すのではなく、ボールをつなぐことに挑戦する
のは、いくら怖くても、サポーターとしても慣れていかなければならないと思います。
安易に、「蹴出せ!」って言っていたら、もとの黙阿弥ですから。
今週土曜日は浦和戦。
アンパンマンミュージアムから、アンパンマン参戦!
オフィシャルからは、こんなかわいらしいお願いも!
あんなことのあった浦和サポも、あまり殺伐とせずに、熱さだけもって来て頂きたいもの。
過去の戦績的には、神戸から見たら近年は相性の良いチーム。
なんと言っても、2010年の奇跡の残留のアウェイ最終戦なんかもありますし。
しかし、昨年は、こちらがJ2だったため対戦はなく、
ペトロヴィッチ監督の戦術が熟成した浦和とは初対戦。
ペトロヴィッチ⇒森保体制以降の、同戦術の広島には、さっぱり勝てないイメージが
あるため、やや心配であります。
先発ですが、
浦和は出場停止の森脇選手のところに入っていた阿部選手がボランチに戻り、
柏木選手が梅崎選手のかわりに右の攻撃的MFに入ると予想。
神戸はマルキ選手、茂木選手の怪我負傷などで、田代選手がCF、相馬選手が左SB、
そして右SBは高橋選手の復帰を期待しつつも、奥井選手としました。
しかも、ヴィッセルは松村選手を、J3に参戦しているU-22選抜に送り出すとな!
攻撃のリズムを変える選手がいないのか・・・orz
さて、ペトロヴィッチ戦術と言えば、ボール保持時はまったくフォーメーションをかえる
ことで有名ですが、その状態はこうかな?
3バックがワイドに開き、CBポジションにボランチの1枚が下りてくる。
もう一人のボランチがアンカーに。
そして、サイドハーフというかウイングバックの両選手がぐっと高い位置に圧力をかけ、
4-1-4-1とでもいう布陣になる、さらに圧力を高める場合は、SBとなった槙野選手、
森脇選手がオーバーラップをかけてきて、ウイングバックがウイングの位置にまで上がり
下手したら2-1-4-3になる・・・で、あってますよね?
さて、この状態が、うちとはかみ合わせが悪い状態になってしまう。
PJ選手も点が取れているからか、守備にも手を抜かずハードワークをしてくれてはいるが、
やはり、左の小川選手ほどの運動量は期待はできない。(というか、フィニッシュのために
脚は残しておいてほしい)
攻撃時には異常なテクニックを見せる、攻め上がった槙野選手と、宇賀神選手の浦和の
右サイドをどう封じるか。
奥井選手に関しては、この試合には、攻撃のことは考えずに、守備専で良いかな。
また、柏木選手、原口選手のセカンドストライカーとしての動きを誰がいかに封じるかも
大切。通常のマッチアップであれば、チョンウヨン選手とシンプリシオ選手が、ずっと
見ておくと言うことになるとは思うが、相手に合わせすぎると、最終ラインに吸収され
かねず、6バックという事態になると、バイタルエリアが空く訳で、そこに原口選手、
柏木選手が戻ったり、阿部選手が駆け上がってきてのミドルシュートなどもある。
先週の名古屋にやられたように、DF4枚とボランチ2枚で、がっつりと中央を閉めて
パスでの侵入をゆるさないというやりかたもあるのではないだろうか。
浦和もクロスに怖さのあるチームではないし。
攻撃に関しては、岩波選手、増川選手のサイドアタッカー、小川選手、PJ選手への
ロングフィードも組み合わせほしい。
浦和というかペトロヴィッチ戦術は、守備時には、ウイングバックが最終ラインまで
下がって5バックになるのだが、この自陣への戻りが間に合わないタイミングで、
ずばっとサイドの裏のスペースにボールを通すことが出来れば、ビッグチャンスが
生まれるはず。
もちろん、今年のチャレンジである中央突破も狙い続けるべきだが、例えば前半の
立ち上がりには徹底的にサイドの裏にフィードを入れ、外のエリアを意識させておいて
からの中央攻略。
逆に、今まで通り中央攻略にチャレンジし続けておきながら、ここぞと言う時に、
小川選手へのロングフィード、駆け上がる小川選手からゴール前にグラウンダーで
流したボールに、マルキ選手、PJ選手が駆け込むというシーンなど、見てみたいです。
あとは、名古屋の守備網に苦労した森岡選手が、こちらも強力な阿部選手、鈴木啓選手
を相手に、トップ下、神戸の10番の価値を、今度こそ見せられるか。
ここを崩せないと、ひとつ上の選手にはなれないということで、ほんま、奮起してほしい!
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