ラグビーワールドカップ 日本代表、サモア代表に完勝! 初の一大会2勝目を、2,000万人が目撃!
先日、
本日、今大会の総決算ともいえる一戦、 ラグビーワールドカップ2015 日本代表対サモア代表戦
という記事を書いたが、南アフリカ戦の勝利に続いて、単なるファンの予想をはるかに超える戦いぶりで、堂々と日本代表がサモア代表を下した。
今まで、アジア太平洋地区での戦いでは、サモア代表に勝ったこともあるのだが、その勢いで本大会で戦った第4回大会は、まったく異なる迫力と圧力で、前半から、重たく、強いヒットとタックルを重ねられ、肉体にダメージがたまり、最後はチームを破壊されるというゲームになったりもした。
選手たちも、サモア代表は、ワールドカップになると、まったく異なるチームになるので、要注意とも語っていた。
しかし、この試合は、その予想をまったく覆した内容であった。
前半から、サモアのヒットをがっしりと受け止め、アタックでもサモアの重たいタックルを低い姿勢とポイント集散のスピードで上回る。
スクラムも安定。
南アフリカ戦を再現するような戦いぶり。
思ったように日本にプレッシャーをかけられないサモアが、フラストレーションからか、ペナルティを繰り返し、PGやペナルティトライで得点を重ね、さらに前半終了時のWTB山田選手の、彼らしい身のこなしでのトライ、さらにタッチライン際の難しい位置からのコンバージョンも五郎丸選手が決め、20-0と前半はまさかの完封。
サモア代表戦史上、いや、もしかしたらラグビー日本代表史上、最高かもしれない前半をすごした。
後半は、ボーナスポイントの4トライを目指してほしかったが、実は、意外に選手たちにもダメージがあり、確実に勝利を奪うために、無理なアタックはせず、PGで追加点。
サモア代表の必死の逆襲を、1トライにおさえて、26-5という完勝であった。
これで、初のワールドカップ1大会2勝(というか、今まで7大会で1勝のみ)、歴史を変えた訳だが、ボーナスポイントの関係で、グループローグ2位以内=全体のベスト8、トーナメント進出は、条件的には厳しい。
サモア代表が、スコットランド代表に勝利してくれること(手負いの獅子となって、危機感のある南アフリカ代表がアメリカ代表に負けるとは、さすがに思えない)を期待する、他力本願の状況ではある。
しかし、次のグループリーグ最終戦、アメリカ代表戦に勝利すれば、一大会3勝、そしてグループリーグ3位となり、次回大会の予選を免除(次回開催国ゆえ、もともと免除という話もあるが)という権利を得る。
これだけでも、世界のラグビー界に、大きな印象を残すことができる(というか、南アフリカ代表に勝利した、あの一戦だけで、もう十分すぎるインパクトはあった)。
しかも、実は、国内的にも、インパクトはすごい。
なにせ、サモア代表戦の視聴率は以下の通り。
かつて、お正月の大学選手権、そして1月15日の成人式の風物詩であった日本選手権であっても、ラグビーの試合がここまでの視聴率を取ったことはなかったはず。
五郎丸選手のプレースキック時のポーズが、ちょっとしたブームになるなど、大会前には予想もしていなかったこと。
「ラグビーは、ルールがわかりにくいからなあ」などと言っていたが、そんなことを軽々と超えて、注目を浴びている訳で、やはり、勝たないといけないんだな。
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