ヴィッセル神戸 ようやく、J1残留決定!! 苦しいシーズンだったなぁ。
シーズン前、Jリーグで実績を出してきたネルシーニョ監督の就任、さらに、ここ数年、かなりクオリティの高い選手を、補強で獲得してきており、選手層も十分に厚くなり、過去、最大級の期待をもって迎えたシーズンだったのだが、
結局、ことしも、ここまで残留争いを繰り広げることになってしまったヴィッセル神戸。
今年は、ホームスタジアムであるノエビアスタジアム神戸の芝問題も、例年以上に悪化し、その影響か、厚いはずの選手層が、けが人続出で、非常にやりくりの厳しいシーズンとなった。ましてや、ネルシーニョ監督との「関係悪化」で、マルキーニョス選手を干すかたちになっているのも、つらかった。
さらに、どういうスタイルのプレーを目指しているのか、日々のトレーニングでそのようなパターンを落とし込んでいるのか、一応、ほとんどホームのゲーム、アウェイにも少々行っている私からしても、正直、見えづらく、フラストレーションがたまっていたのは否めない。
しかし、ことここまで来ると、降格圏、残留争いの直接対決の山形戦、そして次節の松本戦と、ホームで叩き潰すしかないのである。
笑顔が素敵なヴィッセルガールさん。
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— みけ@写真 (@_____pic_____) 2015, 10月 24
とにかく、残り3節3連勝しかない山形は、立ち上がりからフルスロットルで、前線から、いわゆるインテンシティの高いプレッシャーをかけ、芝の悪さ、あと自信喪失からのヴィッセル各選手のパスミスやボールタッチの乱れを突いて、攻勢をかける。
山形は、選手たちが、きちんとトレーニングされていることが分かる、プレーの意思統一と、やりきる姿勢が素晴らしかった。
しかし、やはりクラブ体力の関係で、どうしても選手の個々のクオリティがやや低く、フィニッシュの精度を欠くため、(上位チームであればやられてしまうそうな)危険なシーンを作られながらも、なんとかしのぐ。
そして、チョン・ウヨン選手から、絶妙のスルーパスが左サイドを駆け上がった安田選手に出、その折り返しを渡邊選手がゲット!
あとのない山形が、さらに攻勢をかけ、FKからまさかの渡邊選手のオウンゴール(記録上は、アルセウ選手のゴール)で、同点に。
しかし、前半から飛ばしすぎた山形が足が止まり気味になるとともに、カウンターの仕掛けあいになったところで、選手のクオリティの差がまた出る。
安田選手の浮き球スルーパスを、DFラインとの駆け引きで抜け出した渡邊選手が2点目。
オンデマンドで見て、オフサイドかなぁと思った神戸(vs山形)の2点目…
メイン側副審の相樂さん、超絶ナイスジャッジじゃねぇかこれ!(◎_◎;)
(これだとオフサイドのラインは山形選手の右足先か…) pic.twitter.com/umpD1cmZHX
— けいたくんおじさん (@sapporojinkeita) 2015, 10月 24
さらに、前がかりになる山形の逆を取って、増山選手の長躯ドリブルでの持ち出し、最後の一人のDFを翻弄し、クロスを渡邊選手に通し、ハットトリック、ゲット。
これで、ゲームは決まった。
山形のJ2降格と、神戸のJ1残留を同時に告げる笛が鳴った。
渡邊選手は、これで、リーグ戦10得点、ナビスコカップ、天皇杯をあわせると、今シーズンの公式戦で20得点と、堂々たるエースの活躍。
シーズン当初、本来のポジションではなく、タスクも多く、本来のプレーを出せず、精彩を欠いていたため、私のバックスタンド最前のシーズンシートの近くの一部のファンから、聞くに堪えない罵声を浴びせられたりもしていたが、そいつは、今何を思う?
帰りの神戸地下鉄には、このようなポスターが柱巻に貼ってあるのだが、この気持ちが、神戸市民にどれだけ共有されているのだろうか。
たとえば、山形に敗北し、本当に残留争いの尻に火がついたとして、どれだけの神戸市民が、それを危機として共有してくれるだろうか。
まだまだ、みちのりは長いなぁ。
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