グループリーグ最終戦 ラグビー日本代表 有終の勝利をおさめる!
前日のサモア代表戦に、スコットランド代表が勝利を収め、最終戦アメリカ代表戦を前にトーナメントラウンドへの進出の可能性が消えて迎えた日本代表。
しかい、大会前から掲げていたグループリーグ3位以内(次大会への出場権の獲得)、さらに、世界のラグビー界に驚きを与え、尊敬を勝ち得る存在になるという目標のために、そして、日本で開催する2019年のラグビーワールドカップに向かって、今回成し得なかったトーナメントラウンド進出という目標を改めて掲げ直すために、けっして消化試合ではない一戦でした。
南アフリカ代表戦での勝利で、十分なインパクトは与えたものの、最終戦に負けて帰るか、勝って帰るかは、気分的にも大きく違います。
ぜひ、このすばらしい大会を、勝利の余韻で終えたいものでした。
しかし、アメリカ代表も、スポーツ大国の中で自ら行っている競技の価値を守るために、むざむざと、全敗で帰るわけにはいかない。
ましてや、複数スポーツをおこなうことが普通で、アメフトのトップ・オブ・ザ・トップには届かなかったものの、とんでもないフィジカルモンスターがラグビー競技にも流れてくるアメリカ。
こと、国代表という名を背負ったからには、あらゆる協議で、絶対にあきらめることなく、ひたむきに勝利を目指すアメリカ。
そう簡単な試合にはなりませんでした。
南アフリカ代表戦や、サモア代表戦では、フィジカルコンタクトで負けていなかったが、この試合では、圧倒され押し込まれる場面も。
しかし、初出場の藤田選手の活躍などにより、28-18と勝利。
1989年の第1回大会で、勝利を見込んでいながら、まともな対策をきちんとおこなわず、敗北を喫したアメリカ代表相手に、2003年の2度目の敗戦をはさんで、遂にワールドカップ本大会で初勝利。
28年ぶりの雪辱を果たし、有終の勝利をおさめました!
この試合のマンオブザマッチに選ばれた五郎丸選手は「無言」と涙。
この試合の勝利、3勝1敗という結果にもかかわらず、決して、満足はしていないということ!
2019年に向けて、日本代表の強化だけではなく、ラグビーというスポーツを、改めて日本の中で大きな存在感にしていきたいものです。
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