京都、大原、三千院
京都市内から北東へ約1時間。
大原は、比叡山麓下の大原川の流れる小盆地状の土地に開けた集落。
古来風光明媚の地として、「平家物語」の『大原御幸』にも描かれたように、高貴な隠棲者の心をいやすにふさわしい里でもあった。
その大原を代表する観光地である、三千院。
皇族・摂関家が出家し、歴代住職として務めた、門跡寺院である。
豪壮な石垣に囲まれ、、城郭の城門かと見まごう御殿門が、三千院の正門。
三千院の白眉は、宸殿から、有清園という庭園越しに眺める、往生極楽院。
紅葉の季節も良いのですが、その時期は人が多すぎるということもあり、初夏の新緑の頃がお薦めです。
木々の緑も、色が濃すぎず、軽やか、鮮やかですね。
また、平庭の青苔も、色鮮やかです。
樹齢何年なのでしょうか、天を突く杉木立の足元に広がる苔のじゅうたんは、とても美しいですね。
そして、忘れてはならないのが、宸殿から見て、往生極楽院の裏手に広がる、こちらも苔庭の中にたたずむわらべ地蔵。
苔の中にいるので、苔地蔵とも言われます。
全部で6体あると言われていますので、三千院参拝の際には、探してみてはいかがでしょうか。
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